COLUMN

クリエイティブな職業として人気のアニメーターの仕事と給料

SONY ACADEMY > コラム > クリエイティブな職業として人気のアニメーターの仕事と給料

クリエイティブな職業として人気のアニメーターの仕事と給料

アニメーターの仕事


アニメや漫画に関するイベントが世界中で開催され、また、日本のアニメが賞にノミネートされるなど、今や空前のアニメブームが起こっています。アメリカにも数多くのアニメ制作会社があり、映画を制作する度に観客動員数を塗り替える盛況ぶりです。そんな中、声優になりたいと夢を見て、アニメーションの製作に関わりたいという若者も年々増え続けています。アニメーターは、主にキャラクターや背景などの動きを1枚1枚絵に描いていく仕事です。イラストなどの静止画とは異なり、1秒間に何千枚もの絵が必要となるため大変手間のかかる仕事です。これらは、企画、シナリオ、仕上げ、撮影などさまざまな工程を経てひとつのアニメーション作品が完成されますが、作画の部分を主に担当します。
絵には、原画、動画の2種類があり、アニメーションの動きのメインとなる原画、原画と原画の間に挿入される動画に分かれており、現場でも原画担当、動画担当に仕事が割り振られることが多くあります。一般的にアニメーション制作現場では、動画がしっかりと描くことができるようになるまで修行を積み、認められると原画を任されるようになります。個人差はありますが、少なくとも2から3年の間、動画制作に携わってから原画の制作を任されることもあります。ベテランのアニメーターでも、5年以上にわたって動画を描き続ける人も少なくありません。原画制作で才能が認められると作画監督などのポストにつき、リーダーとしてスタッフをまとめながら制作を進める立場となります。給料や年収については、歩合制が一般的なのでどれくらいもらえるかということは明確には示すことができません。

アニメーターの給料


アニメーターの仕事は、フリーランスがメインとなっています。そのため、給料は基本的に歩合制で、制作会社やアニメスタジオなどに所属していても、サラリーマンのように正社員や契約社員として月給制、固定給をもらえる人は多くありません。自分が携わってこなした仕事によって収入が決まるため、作品に関わっていないとゼロということもあります。単価については、テレビアニメの場合は、動画が1枚につき150円から250円程度、原画が、1枚2,000円から2,500円程度というのが相場です。歩合制ということは、数多く絵を描かなくてはならないということです。動画と原画の単価の差が大きいこともあり、いかに早く原画を任されるようになるか、ステップアップを図るかということが大切になってきます。
描く枚数が増えれば収入は上がりますが、1日の作業量には限界があるため、新人であれば、ひと月の収入が5万円から10万円程度しか入らないこともあり、厳しいと言えるでしょう。年収に関する調査によると、20代で110万円程度、30代で214万円程度が平均とされており、20代で250万円程度、30代で340万円程度という他の一般的な仕事に比べると決して高い収入が得られると言えないことがわかります。収入アップのためには、とにかく枚数をこなしながらステップアップしていくことが必要ですが、中には、途中から演出、制作進行などの制作サイドの仕事に転職する人もいます。適性や仕事のおもしろさなどから仕事を変わる人も多く、大好きなアニメの制作に関わりながら、ある程度の収入を得られるということがその理由です。

アニメーターになるには


アニメーターの世界は実力主義そのもので、それがそのまま給料に反映します。専門学校に通って基礎的な力をしっかりと身に付けることは大切ですが、専門学校を卒業したからといって即戦力としてすぐに雇ってくれるとは限りません。アニメーションを描くための基本的なことや使用する道具などについての知識を持っていても、現場ではより厳しく専門的にみっちりと鍛え直されるので、学校で学んだことがそのまま通用するとは限らないのです。逆に、専門学校に通ってなくても、自ら作品を売り込むことで受け入れてもらえる可能性もあります。規模の大きいスタジオや製作会社では、一般の職業と同じように就活で実技試験や面接試験などを課して採用を決定するところもありますが、待遇面でも厳しいため体力や精神力の強靭さが問われることも少なくありません。中には、セミナーを開催している企業もあるので、セミナーに通うことでさまざまな実技を学べる場合があります。
セミナーなどへ行くメリットは、同じ夢をもつ同士に出会い、将来にわたってつきあえる友人ができるということがあげられます。友人だけでなく、それらの交流が将来の大きなネットワークに繋がる可能性もあります。また、独学でなくアニメーション作品を多く手掛けた第一線で活躍しているアニメーターを講師として現場の空気を感じながら、基礎、応用を学ぶことができるというのも大きな魅力となります。モチベーションを維持し続けることはなかなか大変ですが、常に大きな刺激を受けながら、夢を追い求めることができるのもセミナーの醍醐味と言えるでしょう。

次の記事へ

アニメの関係のお仕事・セミナーなら│anisemi(アニセミ)