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アニメーターとはどういう仕事?

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アニメーターとはどういう仕事?

アニメーターとは


今や日本のアニメ文化は世界各国に通用してきて、全世界の放送局からお茶の間に届けられています。日本のアニメが海外へ輸出されることはもちろんですが、海外アニメも日本へ輸入され日本人ファンを増やしています。アニメは子供から大人までファンがいて、老若男女楽しむことができるだけでなく、その国の文化を知るきっかけにもなっています。日本アニメを見て、日本文化に触れる外国人も少なくなく、カルチャーショックを受けることもあるようです。そんなアニメを作る上で重要な仕事をするのがアニメーターです。アニメを作る仕事は主にシナリオ制作・作画・録音・動画検査があります。
その中でもアニメーターはキャラクターや背景を1枚1枚描いていく仕事です。アニメができるまではまずシナリオライターが大まかなシナリオを制作します。原作がある場合は原作の中でもどの話を使用するのかを決めます。シナリオがある程度決まるとそのシナリオに沿って絵を制作していきます。アニメーターはこの絵を制作する中で2種類の仕事に分けられます。
1つ目は原画制作です。原画とは大元の絵で、モーションの要所を描くことが多いです。例えばピストルで人を撃つシーンでは「ピストルを構えるシーン」「ピストルを撃つシーン」「人が撃たれて倒れたシーン」と大きく3つのシーンが要所になります。この原画を1つ作っておくことで、その間の細いコマを作ることで動画にしていきます。
そしてもう1つは動画にしていく仕事です。アニメーターになりたての頃はこの動画を作る仕事を担当します。そして原画と動画を制作する総称をアニメーターと言います。

アニメーターになるには


アニメーターになるにはやはり専門学校を卒業し、経験を積むことが大切です。アニメ業界は一般社会とは異なり専門性が高く特殊な業界です。一般の大学を卒業した後でもアニメ業界へ就職することは可能ですが、やはり人脈や経験値も必須となる業界なので専門学校を出た方が有利になる可能性が高いです。
デザイン系を勉強することができる大学もありますが、そのような大学ではアニメに特化するわけではなく一般的なデザインを勉強することになります。他にもデザインの理論やデザインの歴史を勉強することも多いです。卒業するときも美術系の卒業製品製作に時間を取られることが多く、自分の望む会社への就職活動をする時間が取れなくなることも多いです。
その一方、専門学校は在学年数は短いですがアニメ製作に特化した勉強をすることができます。実際の現場でも使用している機材を使って実習をすることも多く、就職してから機材に初めて触るといったケースが少ないことが有利に働くこともあります。他にも専門学校のOBやOGが就職している製作会社へ就職しやすくなる可能性があります。
ただし、実際に働いたことがないのでアニメ業界からやめて転職をしようと考えたとき、業種によっては専門学校卒業だと再就職に不利になることも考えられます。専門学校でアニメを作る勉強しかしていないとなると、採用する側としても困る場合あります。しかし大学卒業だと再就職をするときは大卒の学歴があるので有利になると考えることもできます。専門的に短期に勉強をするのか、少し時間と学費はかかりますが大学で勉強するかは慎重に考えて進学しましょう。

アニメーターは食べていけない?


アニメーターは食べていけないという話を聞いたことのある方もいるでしょう。アニメーターは個人でフリーランスとして働いている人が多くいます。フリーランスのメリットは勤務時間が自由で仕事をこなせば働く場所も選ばないでできるということです。さらに給料は歩合制を取っていることが多く、仕事をすればしただけ収入が増えます。しかし、その一方仕事が安定的に入ってくるわけではなく毎月の収入が不安定になります。
歩合制の多くは原画や原画同士をつなげるための細かいコマをどれだけ描くことができるかです。その単価は1枚150円から200円程度と言われていて、これをどれだけ作業できるかで収入が変わってきます。さらに体調管理も仕事の一環で、体調を崩して働かなければ収入はゼロになってしまいます。この仕事だけで食べていくには初級ともいえる原画と原画同士をつなげる細かいコマを描く仕事から原画を描く仕事へランクアップすることを目指すことです。単価が上がれば作業数を少なくしても、ある程度の収入を得ることができます。
他にも固定給で給与を払ってくれる製作会社もありますが、基本給だけ支給されそれ以上は歩合制で支給されます。アニメーター個人の作業スピードや要領が給与に影響してくるのはリスクを伴いますが、効率よく仕事ができればアニメーターの仕事1つでご飯を食べていくことも可能です。アニメーターはもっと働きやすい環境をつくろうという動きがあります。状況がすぐに大きく変わることは難しいかもしれませんが、これからも日本のアニメ文化は進化していくことが考えられますので、成長ジャンルだと言えるでしょう。

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