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アニメの制作ってどんなふうにおこなわれているの?

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アニメの基礎作りとは


日本を代表する文化として有名になったアニメですが、誰もが子どもの頃、そして大人になってからも夢中で観ているカルチャーとして知られています。そんなアニメたちはどのようにして作られているのでしょうか。
まず、作品を制作するにはプロダクションが中心になります。プロダクションは全国、世界各地にあり、そこからアニメが作られ、外に発信されています。プロダクションで作品を作るとき、最初に重要なのは企画を立てることです。どんな作品にするか、テーマやストーリー内容を決めたり、キャラクターやアイテムのデザインを考えたりして、このような感じで進めたい、という企画を立てて話し合い、細かな企画書を作ります。そしてこの大まかな作品テーマをもとに、今度は脚本家に脚本作りを依頼し、具体的なストーリーを決めていきます。
具体的な脚本が出来上がったら、次に「絵コンテ」と呼ばれるものを製作していきます。これは大まかな場面を簡単な絵で漫画のコマのように書き、そこからどんな作品になるのか、どんな風に進めていくのか、作品の地図やパーツを描くように仕上げていきます。これをもとにさまざまなスタッフが協力して制作していくことになるため、ここまでの細かな設定や具体的なテーマが大変重要な役割を果たします。
アニメと聞くと、絵が動いているところばかりを想定しがちですが、実際の制作ではこうした作品の元となる部分をしっかり作り上げることこそが、おもしろい作品を作る基本になります。基本のテーマがしっかりしていなければストーリーがぶれてしまったり、話がこんがらがってしまうなど、つまらないものになってしまう可能性があります。

具体的なアニメの作品作り


アニメを作るときには、テーマをしっかりと構成し、脚本を作り、絵コンテによってイメージを具体化することが基本になっています。なぜなら、そういった土台作りがなければ、おもしろい作品を作ることは難しいからです。
土台ができれば、作品の絵にこだわって作ることが可能で、絵コンテでスタッフそれぞれが内容やイメージを把握できたら、つぎは原画作りをしていきます。原画とは、キャラクターたちが動く元となる絵のことで、原画を使ってさまざまな動きをつけたり、しゃべらせたりします。この作業もまさにキャラクターの土台といったところで、これがなければキャラクターの絵がどんどんずれてしまったり、「らしくない動き」になってしまったりすることがあるので、しっかりと作り上げる必要があります。
原画ができたら次はキャラクターに色をつけます。キャラクターそれぞれの髪や服などに細かく色を決め設定していくと、キャラクターの完成です。あとはキャラクターをどんなふうに動かすのかを絵に起こしながら決めていきます。これは原画をいくつか使い、その間に動きのある絵を付け加えながら、何枚かの紙で動きが出るように仕上げていきます。いくつかのパターンで動きあるキャラクターを作ることにより、どんなふうにキャラクターが動くかを把握することができます。こうすることでやっと、話とキャラクターの土台ができあがります。
作品を制作するときには単に絵を描くだけではなく、ひとつひとつを丁寧にチェックしながら基礎を作り、そのなかでキャラクターを動かしています。これらはどれもアニメ制作に欠かせない作業となっているのです。

キャラクター以外の制作


アニメを制作するとき、必要なのはキャラクターとストーリーだけではありません。いつも見ている作品を思い出すとわかるように、これだけではいろいろなものが不足しています。一番わかりやすいのは、背景です。キャラクターを動かすのはどんなところなのか?背景がないことにはストーリーも面白みにかけ、なんだか味気ないものになってしまうでしょう。また、声優さんによるキャラクターの声も必須です。キャラクターたちは動くだけでなく、しゃべる必要があり、声優さんはまるでキャラそのものが話しているように声を吹き込みます。
ほかにも、より作品を臨場感のあるものに仕上げる工夫がたくさん凝らされており、最近の作品ではそのほとんどにCGが使われています。アクションや動きのあるものは、より動きがリアルに見えるようにCGを利用することが多いのです。それ以外にも光や影をつけたり、リアルな印象を与えるために特殊効果をつけることもあります。
さらにアニメに入れる音は、キャラクターの声だけではなく、時には効果音を入れたり、BGMを入れたりします。より作品を楽しく見せるために効果音などの音を入れることはとても大切な作業です。ただなんとなく見ている作品の数々にも、さまざまな工夫が凝らされているのがわかります。
このように作品作りには絵を描く以外にもたくさんの工程があり、そのどれもに熱意のある人々が携わっています。ひとつひとつの作業を知ることで、よりおもしろくアニメを見ることができるのではないでしょうか。制作に興味がある方は、作品がどうやって作られているかを考えながら見るのも楽しむ方法としておすすめです。

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